先日、祖父が亡くなりました。
元々は家でこけて膝を打ち、父に診療所に連れて行って貰い、腹の辺りがチクチクするとのことで、紹介状を書いて貰って、検査入院したのですが、それから4日後に亡くなってしまいました。
亡くなる日に、僕は深夜勤明けだった為、弓削から因島病院に行って、少し顔を見て帰るつもりでした。というのも、祖父は以前も検査入院したことがあり、その時は一週間程で退院したので、今回も一週間程で退院するだろうと思っていたからです。
しかし、病室に着いてみると祖父はベッドの上でとてもしんどそうにしており、入院前とは別人のようでした。僕の声にも僅かに顔を動かす程度で、もう喋る事さえ出来ないようでした。どんどん脈が弱くなっていく祖父を、僕はただ、祖父の手を握りながら涙を流して見ている事しか出来ませんでした。
僕が病室に着いてからたった20分程で、祖父は亡くなってしまいました。最期に傍に居たのは僕と祖父の妹の中で1番年上の妹さんだけで、父達は間に合いませんでした。あまりに突然のことだったので、家族や親戚はもちろん、祖父と交流のあった方々も驚いていて、僕自身も、こんな事になるなら、もっと会いに行っていれば良かったととても後悔しました。僕がこの仕事に就いた理由は祖父が介助が必要になった時に、仕事としてやっていればある程度は出来るだろうと考えての事でした。
しかし、ほとんど何もしてあげられないまま、祖父は逝ってしまいました。毎年年末には祖父と二人で神棚や仏壇の掃除をするのがちょっとした楽しみでもあったのですが、もう祖父は居ません。その事がなんだかとても寂しく、悲しいです。しかし、祖父に何もしてあげられなかった分、ふくふくの利用者さん達に、別の形で何か出来ればと思います。
じいちゃん、今までありがとう。
(宮本一樹)